おはようございます。
パワースポットとして、ますます人気が出てきた神社やお寺。
せっかく参拝されるのでしたら、 正しい参拝をしたいですね。
今、コロナウイルスにより公共機関を使っての外出が困難になっています。
外出ができないので今回の記事では、お寺とはどんな場所なのかおさらいをしてみたいと思ます。
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お寺とはどんな場所?

空海さんのお誕生日に高野山のすべての僧侶がここに集まりお経を唱えます。
お寺は悟りを得るための修行道場
本堂や各お堂では仏様の像や掛け軸などをお祭りしています 。
なぜでしょうか?
それは、その空間を仏の世界としてとらえ環境を整えているからです。
修行者はその空間に身を置き、 仏として菩薩として過ごすために身なりや立ち居振る舞い、言葉を正しく整え保つことで、受け継がれてきた様々な所作を用います。
身なりは装束を整えることから始まります。
装束は
一般の方の装束では、笈摺(おいずる)という白衣を着た巡礼者の姿を思い浮かべますね。
白衣の背中には、四国のお遍路なら弘法大師の御宝号「南無大師遍照金剛」、西国三十三観音霊場などでは「南無観世音菩薩」と記されています。
この白い装束には悟りを求める心であり、仏の心を表しています 。
また菅笠(すげがさ)をかぶり、首から輪袈裟(わげさ)を掛け、右手には金剛杖(こんごつえ)を持って、左手に念珠をかけます。
手や足には手甲脚絆(てっこうきゃはん)というものも身につけます。
身に付けるもの一つ一つに大きな意味が込められているのです。
それらを身に着けることで、手を合わせ参拝する味わいが一段と深められます。
巡礼の装束が理想ですが、これを整えて参拝に行こうと思うと大変ですね。
お寺参拝にふさわしい質素な服装であれば十分です。
「菅笠」をかぶることにより大日如来さまの力にすがることが出来るといわれています。
そして、日除け、雨除けとしても使える便利な物です。
「輪袈裟」は僧侶などが首にかけるものです。
幅6センチほどで、輪のように首に掛け、胸に垂らします。
これにより、袈裟を着ていることになります。
略式とはいえ仏教徒の証になるものなので扱いには気をつけないといけません。
トイレに行くときなど、そのまま輪袈裟をして入るのは良くないです。
ちょっと大変ですね。
今人気の御朱印巡りの参拝ならば輪袈裟は必要ないと思います。
「金剛杖」は修験者(しゅげんじゃ)や巡礼者などが持つ八角または四角の白木の杖のこと。
四国のお遍路で「同行二人」という言葉がありますが、これはいつも弘法大師空海さまと一緒にしにいるという意味があり、この杖こそ「お大師さまの化身」といわれています。
お遍路さんは、金剛杖をとても大切に扱っています。
休憩するときも、自分より先に金剛杖を奇麗にしてに休んでもらいます。
四国のお遍路さんは、橋を渡る時「杖をついてはいけない」という決まりがあります。
これはお大師さまが修行の時、橋の下での野宿されたという逸話があるからです。
四国の人は弘法大師空海さまのことを親しみを込めて「お大師さま」と呼んでいます。
金剛杖の柄の部分は卒塔婆を模してあり「地・水・火・風・空」の五文字が書かれていて、五輪卒塔婆を表しています。
「念珠」数珠とも呼びます。
数珠には不思議なパワーがあります。
仏様にお祈りするとき手に掛けますが、それは仏様とつながりを持つためです。
そして、数珠は身代わりをしてくれるという効果もあります。
持っていた数珠が急に切れて・・・災難に遭うのを未然に防いでくれたという例もありますね。
数珠をいつも持っていることにより、数珠に自分自身の念が入るといわれています。
数珠は家族と共有せず、自分自身の数珠を持ったほうがパワーは強力になります。
持っていることにより、守られているという安心感がありますね。
一つ間違えないでほしいことがあります。
神社には数珠を持っていかないでください。
数珠は仏様と繋がるものです。
神社には仏様はいません。
神社には神様が祀られているということです。
私はお寺に行くときは必ず数珠を持っていきますが、普段はそれに代わるものをしています。
パワーストーンのブレスレットや般若心経が彫られたものなどをしています。
般若心経のブレスレットは一度切れています。

左側のが般若心経 真ん中が高野山のもの 右側のがラピスラズリー
この般若心経のブレスレットが切れた時、私に危険が迫っていたのです。
仏様からのお知らせに気が付かなかった~(-_-;)
般若心経のブレスレットが派手に切れて飛び散らかりました。
「ギャ~」誰か助けて~!!
飛んで行った玉を探すのも大変でしたが、さらに大変なのが般若心経のお経の順番に繋いでいく事でした。
でも、呑気に繋いでいる場合じゃなかったのです。
人生最大のピンチでした。
株価大暴落で先物取引をしていた私は一瞬で大損!!(ベンツ一台分ぐらい)
取り戻す為に売買をするには膨大な資金が必要で資金不足で何もできませんでした。
そんな恐ろしい取引であるということをこの時やっと気づいたのでした。
(日経225先物取引)というものです。
ただ損失額が増えていくのを見ているしかなかったのです。
下落よ止まれ~と祈るばかりでした。
本当に恐ろしかったです( ゚Д゚)
大切にしていたブレスレットや数珠が切れた時には何かの知らせと思ったほうがいいです。
後で気が付いたのですが、般若心経のブレスレットが切れる前に、イヤな思いをした神社に足を踏み入れていたのです。
その時の記事はこちらに記載しています↓
有名な神社に参拝した後に運気が落ちる人が意外にも多いその原因はいったい何か?
高野山のブレスレットと般若心経のブレスレットはとても強力なお守りになりますね。
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「手甲脚絆」これは手や足を守ります。
巡礼の装束が理想ではありますが、最近ではお遍路さんでも、「白衣」だけ羽織る姿が一般的になってきました。
普通の参拝の時は、質素で清潔感のある服装で行かれたらいいと思います。
せめて、数珠だけは忘れないようにしてくださいね。
お寺はあまり派手な服装はよくないですね。
お寺に納骨に行ったとき、驚くぐらい派手な黄色のジャケットを来てみえる人がいて、お寺には似つかない服装だと感じたことがありました。
周りの人も、「エッ!!」て感じでした。
どんな服装でもいいとはいえ・・・ね(-_-;)
参拝の作法
まず身体を清めます。
手水場(ちょうずば) にて置いてある柄杓を持ち水をすくいます。
左手、右手を柄杓の水で洗い流し、次に右手に少し水を注いで口をすすぎます。
口に含んだ水は下に吐き出します。
次に柄杓を立てて柄を洗います。
これは一度汲んだ水で全て行います。
何度も水を汲むことはダメなのでご注意を!!
他には塗香を使用して心身を清め整えます。
高野山では奥之院にある御廟の入り口に、塗香が置かれています。
香を手に取り両手でこすり合わせてから御廟に入ります。
この作法を通して、体だけではなく心も清められます。
つまり意識が神聖なる仏の世界、浄土に身を置く準備として整えられるのです。
お寺への参拝はご利益をいただくためという方も多いかもしれません。
お賽銭を納め自分の願い事をただひたすらお願いするのはいいのですが・・・。
願いが叶わなかったらお賽銭を奮発したのにと怒り、それがもとで新たな苦しみを作ってしまいます。
せっかくの参拝が苦しみを増やしてしまうのは本末転倒です。
お寺という空間は非日常の世界です。
非日常の空間に身を置く目的の一つとして、日常の自分自身を見つめ直すこと、それにより悩み苦しみから抜け出す気づきができるということです。
非日常の空間を感じ、仏様の前で手を合わせて、何かを感じ取って味わい深い気づきのひとときにしてください。
一心にお願いすればご利益も頂けると思いますが、素直な気持ちで自分自身を見つめ直す時間にしたいですね。
まとめ
お寺は修行の場所であることを忘れないでください。
手水場では全ての作法は1回汲んだ水ですること。
仏様と繋がりを持たせていただくため数珠を忘れないようにしましょう。
数珠は仏様と繋がるものなのでお寺で使いますが、神社では使いません。
素直な心で拝み、自分自身を見つめ直す時間にしてください。
そして、強力なパワーも頂いてきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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