
高野山教報
おはようございます。
神社仏閣巡りの好きな聖佳です。
今回の記事では高野山の七不思議のふたつめ「姿見の井戸」を記載しています。
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高野山の2019年12月の予定
12月10日
大般若転読法会
9時~ 大師教会本部にて
12月31日
御幣納め(ごへいおさめ)
21時頃~ 龍光院~伽藍 明神社にて
12月31日
大晦日諸堂巡 拝
除夜の鐘「葛湯(くずゆ)・御神酒 (おみき)」接待
23時30分頃~ 伽藍 御供 所にて
高野山の七不思議 その2

汗かき地蔵尊です。少しわかりにくいですが右側に姿見の井戸があります。
姿見の井戸

あなたの姿は映りましたか?
このお話は、今でもまことしやかに囁かれている話です。
奥の院の参道を一の橋から入り、御廟に向かって歩くと 「中の橋」という
小さな石橋がかかっています。
小さな石橋がかかっています。
この石橋は正式には「手水橋(ちょうずばし)」と言うそうですが、その袂 (たもと)には「汗かき地蔵」と呼ばれる地蔵尊が祀られています。
お堂が建っているのですぐわかります。
そしてその「汗かき地蔵尊」のお堂の右側に小さな井戸があります。
この井戸は、 弘法大師空海様が高野山に登られた際に掘られた井戸と伝えられています。
人々は「姿見の井戸」や「薬井戸」、「御影井」 と様々に呼んでいるようです。
薬井戸と呼ばれていたその由来は、かつてこの水で目を洗えばどんな眼病でもたちまち全快した、と言われていたからです。
昔より、この井戸を覗き込み、自分の顔が映らなければその方は3年のうちになくなってしまうと伝えられています。
その伝説のはっきりとした謂われはわかっていませんが 、参拝に来られた人の中には度胸試しで姿見の井戸に自分の顔を映して「よかった。まだまだ寿命がある」
と、ほっとして帰る人もいます。
と、ほっとして帰る人もいます。
こんな言い伝えは、とてもワクワクして楽しいですねヽ(^o^)丿
汗かき地蔵尊は、手水橋と関わりがあります。
手水橋 のあるこの 手水谷 は「金河(きんのかわ)」と呼ばれていたそうです。
山伏は死ぬことを「金になる」ということから「金河」は「死の河」、つまりは三途の川のような存在であり、この川が死の世界との境界であることを意味しています。
この信仰に基づいて、橋のたもとに祀られている「汗かき地蔵」は生と死の境界を守るために発生したと考えられています。
また、この場所に迎えられた多くの死者が生前犯した罪に課せられる厳罰をこの地蔵尊が代わりに受け取ってくださいます。
そのため常に汗をかき苦しんでいるという信仰が伝えられています。
生と死のの境である「中の橋」を渡るときは注意深く慎重に渡らなければなりませんね。
あなたが井戸を覗いた時、 どんな姿が見えるのでしょうか?
しっかりとした姿が映し出されるといいですね。
地蔵様の記事があります。
こちらから見ることができます↓
まとめ
お地蔵さまは、人々を助けてくださっています。
高野山でお地蔵さまを見かけたら、しっかりお詣りするといいですね。
きっと、ご利益が頂けます。
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