
速玉大社
おはようございます。
熊野古道には「蟻の熊野詣」という言葉があるように大勢の人が参拝します。
熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社・那智山青岸渡寺 ・熊野三山をはじめ、その参道の山中に点在する王子と呼ばれる小社へ、蟻の行列のようにぞろぞろと列をなして険しい山道を人々がお参りに向かい始めたのは、平安時代に宇多法皇による熊野御幸が先駆けと言われています。
その後、日本中から多くの老幼男女が熊野にお参りするようになりました。
熊野参詣の人々が通った道が、「熊野古道」と称される参詣道です。
今回の記事では、熊野三山の一つ熊野速玉大社について記載しています。
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熊野本宮大社は再生・よみがえりのパワースポット!! やたがらすは神の使い、金運・勝負運にご利益あり!!
目次
熊野川の河口近くに鎮座する熊野速玉大社
熊野速玉大社
所在地
〒647-0081
和歌山県新宮市新宮1
TEL 0735- 22-2533
創建 景行天皇
主祭神 熊野速玉大神 熊野夫須美大神
大祭礼 熊野速玉大祭 10月15日~16日
国指定重要無形民俗文化財
アクセスガイド( 鉄道の場合)
JR 新宮駅下車 徒歩15分
車での参拝は、無料駐車場あります。
観光シーズンの時は、臨時駐車場が設けられています。
熊野の神々はまず初めに神倉山(かみくらやま)のゴトビキ岩に降臨されたということです。
神倉山(かみくらやま) には速玉大社の摂社である神倉神社が鎮座しています。
御神体は「ゴトビキ岩」です。
熊野速玉大社は二つの神殿に、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)を祀り、平安時代初めには現在のような神殿が完成しています。
ゴトビキとは熊野地方の言葉でヒキガエルという意味があるとのことです。
人々は長らくこの岩を御神体として祀ってきましたが、 後に、景行天皇(けいこうてんのう)の時代に祭祀の場所を現在地に遷したことから、神倉神社を「元宮」(もとみや)、速玉大社を「新宮」(しんぐう)と称するようになりました。
速玉大社は1200点に上る国宝や国指定文化財の古神宝類を収蔵し、その一端を神宝館(しんぽうかん)で展示しています。
大鳥居
鮮やかな朱塗りの鳥居。
鳥居には「熊野権現」、石柱には「熊野速玉大社」と記されています。
手水舎の水龍

手水舎

コミカルで、かわいいです。
他では見られない、長い鼻をもつ手水舎の水龍は、中国から伝わったものといわれている。
本当に、奇妙な不思議な水龍です。
鳥居の奥に鎮座する末社

二つの神社
手力男神社 (てじからおじんじゃ)と八咫烏神社(やたがらすじんじゃ)
梛(なぎ)の御神木

そびえ立っています。

なぎの木
神宝館の正面、山道を挟んで向かいには幹周り約6 mm、高さ約20 m、 推定樹齢1000年の梛(なぎ)のご神木がそびえ立っています。
この木は平安末期に熊野三山造営奉行を務めた平重盛(たいらのしげもり)の手植えと伝えられています。
このなぎの 大樹は熊野権現の象徴として信仰篤く、 古来道中安全を祈り、木の葉を懐中に収めてお参りすることが習わしとされています。
なぎとしては日本最大で、国の天然記念物に指定されています。
下から眺めると、なにか大きなものに包まれているようで心地よかったです。
何かいいことが起こりそうな予感~
ヽ(^o^)丿
御神門(ごしんもん)

sdr
朱色が美しい門です。
昭和42年(1967)の建て替え前はもう少し深い朱色だったそうです。
御神門をはじめ社殿の紋帳には神武天皇を導いたと伝わる八咫烏が描かれています。
注連縄も立派です(^_^)
拝殿(はいでん)

立派な拝殿です。

宮参り
御神門をくぐると手前には拝殿があり、その奥に女の神様といわれる「結宮」や男の神様よいわれる「速玉宮」が祀られっています。
拝殿にあげられている「日本第一 大霊験所」の勅額は孝謙天皇(こうけんてんのう)より賜ったもの。
本殿
拝殿越しに本殿を望みます。
第1殿「結宮」、第2殿「速玉宮」第3殿から第5殿を相殿とする「上三殿」、さらに上四社と下四社を合わせた「八社殿」と並ぶ。
昭和に再建された朱色の社殿が鮮やかです。
新宮神社(しんぐうじんじゃ)

新宮神社

恵比須神社
八社殿の隣に鎮座する神社です。
熊野恵比須神社と並んでいます 。
「ゴトビキ岩」
「ごとびき岩」凄いですね。
ご神体として大切にされているのがわかりますね。
速玉大社の南方1 km の所にあり神倉神社(かみくらじんじゃ)のご神体。
断崖に巨大な岩がそそり立って 海をゆく人々にとって航行の重要な目印となっています。
御燈祭の舞台になっています。
特殊神事

案内がありました。
2月6日
お燈祭り(おとうまつり)
(国重要無形民俗文化財)
白装束の上り子が御神火わ松明に灯し、神倉神社の石段を駆け下りる勇壮な日まつり。
7月14日
扇立祭祭(おうぎたてまつり)
国宝桧扇の写しを神前に開帳 。
浴衣姿で多くの参拝者が訪れる夜祭りです。
10月15日・16日
熊野速玉大祭
(国重要文化民俗文化財)
本殿大前ノ儀・神馬渡御式・お旅所神事 速玉大神が神馬で厳かにお旅所 へ渡御、
「杉ノ仮宮」で古神事が行われます。

(2019年5月現在です)速玉神社の近くのランチマップです。
最後に
熊野三山すべてを巡るのはかなり大変ですが、頑張って祈りの道を制覇してください。
この速玉神社が前世の罪を浄め、那智が現生の縁を結び、本宮が来世を救済するといわれています。
熊野三山を歩いて、良い未来を手に入れてください。
ご朱印を頂いてきました。

熊野速玉神社

神倉神社
駐車場(無料)
ここの駐車場は心配いらないです。
河原に臨時駐車場があります。

神社まですぐです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
この記事が、あなたの参考になれば幸いです。
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熊野那智大社は滝をご神体とする自然崇拝の聖地・農林・水産・漁業の守護神、縁結びなどにご利益あり。
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