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日中合作の映画としては最大規模となる150億円
書道の題材でもよく使われている詩人・白楽天(のちの白居易)と空海がともに妖猫の怪事件の解決に迫るという映画です。
李白も出てきたりして、書道している私としては、ワクワクでした。
しかし、私が一番心に残ったのは映画ではなく、主題歌 RADWIMPSの「MOUNTAIN TOP」
映画の最後にキャスト紹介とともに曲が流れますが、日本語の歌詞を追いながら曲を聴いていました。
素晴らしい詩でした。
映画が終わったら、電気もついていないのに席を立ち、帰って行く人がいましたがなんてもったいないことをするのだろうと思いました。
ここが、一番でしょう~~!! 私としてはここに価値あり!!
早速、CDを購入したいと思っています。
おはようございます。
私は仏教の大学で学び、今は仏教と書道を楽しく学んでいます。
弘法大師空海さんに関係のある高野山・伊勢神宮の近隣のパワースポットを探してパワーを頂いています。
スピリチュアルなことが好きな、聖佳と申します。
私は高野山詣りに行った後、必ず良いことに遭遇します。
なので、高野山バンザイ\(^o^)/
あなたが、空海さんの映画を見に行かれるときの参考になれば幸いです。
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空海さんが主役の映画と思ってはいけない
史上空前の超天才空海が、歴史を変える奇跡を起こす!!
超天才が挑む史上空前の冒険絵巻!!
去年から、待ちに待った映画です。
最初の場面、荒れ狂う海の中を一隻の船が唐に向かう、ナレーションとともに映像が・・・
「ヤッター」いよいよ空海さんの映画だ!!
空海さんが旅立ちの格好で険しい雪の山道を歩いていく姿・・・私のワクワク感は止まらない
あるきっかけで、空海は白楽天と知り合い 長安の街の権力者が次々になくなると言う怪事件に巻き込まれる。
空海さんが呪文を使って解決していくのかと期待をしていたのですが・・・残念。
スクリーンには、空海さんがほとんど顔を出ているのですが、なぜか影が薄かったです。
主役は妖怪黒猫でその猫の復讐 という感じがしました。
楊貴妃が絡む妖猫伝
「世界三大美女」の楊貴妃が絡む妖猫伝といったほうがふさわしいかも
※「世界三大美女」とは クレオパトラ(プトレマイオス朝エジプトの女王):楊貴妃(唐玄宗の皇妃):小野小町(平安時代前期の歌人)の三人ですね。
玄宗皇帝が彼女を溺愛したあまり「安史の乱」を引き起こしたとされることから、楊貴妃は国にとって害を及ぼすので、殺してしまえというものです。
玄宗皇帝は黄鶴という長安一の実力を持つ幻術師に頼み楊貴妃を仮死状態にしてみんなを騙て楊貴妃を助けるというものですが、手違いで本当に楊貴妃が亡くなってしまいます。
棺の中で、もがき苦しんで亡くなったようです。
楊貴妃を慕っていた黄鶴の弟子白龍が幻術により黒猫になり復習をするというもの。
言葉を話す猫で「オレは目玉しか食わねえんだよ」なんて言って目玉を食べる。
少し気味悪かったけど、これがなければぼやけてしまう映画になっていたかも?
唐の都を再現したセットが豪華絢爛で壮大なスケールでの撮影だったと思います。
そして、楊貴妃の美しさと衣装の赤色の美しさは素晴らしかったです。
白楽天役のホアン・シュアンさん
私は空海さんが真言の呪文で怨霊を鎮めるというものだと思っていましたが、空海さんのセリフもあまり無く、ほとんどが白楽天さんが調べ物をしたりして解決していきます。
白楽天役のホアン・シュアンさん素敵ですね。
身長177㎝ 体重60㎏ 血液型B型
何不自由無く暮らしてきたような美しい顔立ちをしています。
しかし、そうでもなく大変な生活をしてきたそうです。
10歳の時にご両親が離婚されて、母方に引き取られ、母親は働いていたため、祖母と生活をしていたそうです。
学生時代は不良仲間と遊び、喧嘩もよくしたようです。
そのため成績もあまり良くなかったそうです。
高校3年生の時怪我で 入院をしていた時、毎日映画を見ていて俳優になりたいと思ったそうです。
名門の北京舞踏踏学院に入学して勉強されました。
いろいろな経験が、今のホアン・シュアンさんの魅力にもなっているのですね。
空海役の染谷将太三さんとは
目がクリっとしていて顔立ちがはっきりしていますね。
身長172㎝ 血液型A型 体重54㎏
9歳の時ステーシーというホラー映画に出演そのあと数々の映画に出演して見えます。
お若いので独身だと思っていたのですが、ご結婚されて子供さんもいらっしゃるそうです。
特技はパントマイム、手品、卓球だそうです。
今回の空海さん役ですが、空海さんは白楽天さんの後についているだけという印象しかありません。
しかし、空海さん役の染谷将太三の歩き方が、上半身は手を組んで動かさず足だけで歩く・・・姿勢がよく颯爽と歩いて、上品で素敵でした。
真似てみましたが、姿勢が良くなるような気がします。
野田洋次郎さんの歌に空海さんを感じる
野田洋次郎さんの歌にはメッセージがたくさん詰め込まれていますね。
今回の映画の主題歌 「MOUNTAIN TOP」も意味深いです。
英語で歌われていますが和訳するとこんな風に歌われています。
『自分が心から信じる道を進め』
『他人に自らの道を決めさせること勿れ』
かばん一杯に
先人たちの教えを詰め込んでも
人生は簡単にいったりはしないようだ
私はこの山の頂にたった一人
誰の返事もなければ付いてくる者もいない
でもあなたはさらに その空の上へ駆け上がる
あなたのいる場所から 私はどんな風に見える ?
ある人たちは自分の勇敢さを比べたがる
頑丈で小綺麗な箱に入れて持ち歩く
どうか箱の開け方を忘れないようにね
本当に必要な時を逃してしまう
もしかしたら
あなたのその魂のすぐ側に置いておくべきかもね
私はこの山の頂にたった一人
誰の返事もなければ
誰もまっすぐに私を見ることもない
でもあなたはさらに遥か空の上へ駆け昇る
私の小さなプライドはとても隠しきれやしない
私は夢を追う者
私は信じる者
降伏はしない
この道の引き返し方さえわからない
さらに深く進もう
もっともっと高く駆け上がろう
あなたというエゴを見せて
『自分が心から信じる道を行け』
『他人に自らの道を決めさせること勿れ』
そんなに人生は簡単ではないけれど
この先の子孫よ
どうやらそれくらいしか言えることはなさそうだ
残りは君自身が決めればいい
何んといい歌なのでしょうか!!
まとめ
今回の映画は空海さんを看板としていますが、楊貴妃を慕っていた黄鶴の弟子白龍が幻術により黒猫になり復習をする映画と考えたほうがよさそうです。
唐の都を再現したセットが豪華絢爛で壮大なスケールでした。
映像は展開も早く、高齢の私には少々目が回りましたが、一つ一つの場面に莫大なお金がかかっていることは解りました。
この映画は、画面いっぱいに迫力があるので、少し後ろの席で見たほうがよさそうです。
主題歌は、空海さんを想像させる力がありますね。
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