高野山教報より、空師 (そらし)の仕事と御幣(ごへい)納め

高野山教報より、空師 (そらし)の仕事と御幣(ごへい)納め

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大杉の伐採をする「空師」

10月27日に高野山の奥の院に向かって歩いていると、大杉の 枝を落とす仕事をしている

人がいました。

植木屋さんの仕事は 、大変だなあ~危険な仕事だなぁ~と感じながら通り抜けましたが

この人は、ただの植木屋さんではなく「空師」と呼ばれる 人でした。

この記事では、「空師」さんのことと、一年の締めくくりの御幣納めについて紹介しています。

おはようございます。

私は仏教の大学で学び、今は仏教と書道を楽しく学んでいます。

スピリチュアルなことが好きな、聖佳と申します。

あなたが高野山に訪れる時、この記事が参考になれば幸いです。

■前回の記事はこちらから

高野山教報より 12月の行事予定と交通情報 、ラッキーアイテムの(宝来)と手書き年賀

「空師」は高野山を後世に繋ぐ

高野山において弘法大師空海信仰の中心である奥の院。

御廟まで続く石畳の参道周辺には樹齢300~400年の大杉が立ち並び、 見上げると木々の

間から優しく日差しが漏れ注ぎ、幻想的な空気に包まれます。

金剛峯寺ではこの豊かな森林を守り、年間多くの参拝者を迎えるにあたり、危険な木の伐

採、枯れ枝の撤去、倒木防止のワイヤーの設置などをしています。

その仕事をするのが「空師」と呼ばれる職人さん達です。

なぜ「空師」と呼ばれるのか?

空師とは、高いところで枝おろしや伐採作業を行う職人を指し、木よりも高い建物がなか

った昔、空にいちばん近いところで仕事をすることからこの名前が生まれたそうです。

林業の中でも特に危険を伴い、高等技術が求められるため、全国でも数えるほどしかいな

いそうです。

仕事を見ていると、命がけの仕事をしてみえるなぁ~と思いました。

下から見上げているだけでも恐ろしいのに、 木の上にいて、そこで仕事をするとは 、一

瞬の気の緩みも許されないと感じました。

人通りの多い、奥の院参道でどのように仕事をするのか?

奥の院参道は、お墓の中を通るため木を切り倒すことはできません。

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そのため、空師自身が木に登り、目測で重量を割り出し、大型クレーンや横の木を利用し

ながら、チェーンソーで切断した木材を上部より順に伐採する「吊り切り」という方法が

とられます。

地上40~50 m で行われる作業は、重いチェーンソー 携えた体を、腰綱を巧みに扱いながら

スパイクを木肌に差し込んで支え、体幹でバランスを整えるという困難を極める作業です。

長年、奥の院をはじめ金剛峯寺管轄林で作業を行っている大ベテランさんでも、現場では

常に緊張感をもって作業に取り組まれています。

一瞬の判断ミスが事故につながり命に関わる仕事です 。

装備品などは、海外でレスキュー、登山用に開発されたものを使用し、 必ず自分自身で

整備しているとのことです。


御幣納め

御弊とは白色・金・銀の紙などを細長く切り、幣串(へいぐし)に挟んだもの。

お祓いの時などに用いるものです。

氷点下を下回るほどの寒空の下で、高野山の新年を迎える行事が執り行われます。

大晦日の午後9時頃、壇上伽藍の北側に位置する龍光院から、燃え上がる松明(たいま

つ)を持った町民を先頭に、幾重にも束ねられた御幣を担いだ僧侶や参列者が列をなし、

松明と御幣が最奥の御社へと奉納されます。

仏教的な祭事というより、神道や山岳宗教の威風を感じさせる独特の風習と言えます。

弘法大師空海さまが高野山を開創された時と変わらぬ神仏習合の姿をこの法会で感じる

ことができます。

山内僧侶による読経の中、松明と御幣が鳥居をくぐって明神様に供えられるころ、根本大

塔の鐘楼から除夜の鐘の音が聞こえます。

過ぎ去っていく1年の出来事を思い返しながら 、穏やかに暮れる高野山の大晦日。

今年は、あなたも参加されてはいかがでしょうか。

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