目次
外国人客が「ゴールデンルーム!」といった金箔の襖絵
大明王院は心の疲れを癒してくれる総高野槙風呂があります。
表通りより少し入ったところにあるためとても静かで、鳥のさえずりさえも聞こえます。
この記事では、高野山の宿坊大明王院について紹介しています。
おはようございます。
私は仏教の大学で学び、今は仏教と書道を楽しく学んでいます。
スピリチュアルなことが好きな、聖佳と申します。
静けさを求めるあなたにぴったりの宿坊。
あなたが宿坊を利用される時、この記事が参考になれば幸いです。
■前回の記事はこちらから
高野山地図・大門→ 45番目の宿坊上池院(じょうちいん)の紹介と口コミ 「ぬれわらじの寺」
大門から数えて46番目の宿坊大明王院(だいみょうおういん)
大明王院の資料
建立は不明
開基は實應(じつおう)上人
本尊は大聖不動明王
体験は朝勤行(6時~)、写経、護摩祈祷
人数は個人約100名、団体約150名収容
部屋はふすま仕切り個室25室
部屋の備品はタオル、日本茶セット、テレビ、浴衣、丹前、ハンガー、
設備は庭園、洋式トイレ
駐車場はバス3台、乗用車15台
一般拝観できます(9時~16時)
お問い合わせはTEL 0736-56-2521
宿坊は宿坊組合に紹介してもらうこともできます。
お問い合わせは TEL0736-56-2616
総高野槙風呂の絶品風呂が楽しめる
高野槙は高野山の霊木です。
霊木でつくられている総高野槙のお風呂はとても人気があります。
その霊木のお風呂が、あなたの日常の疲れを癒してくれます。
備品はバスタオル、シャンプー、ボディソープがあります。
入浴時間は(17時~21時)です。
季節の食材をふんだんに利用した精進懐石料理が自慢のお寺であります。
そして、春になると紫陽花やゆきやなぎの白い花が咲き、秋にはもみじが美しく咲きます。
大明王院の本尊は弘法大師直筆と伝わる
大明王院は、實應(じつおう)という僧によって建てられ、別名は「芝の坊」と呼ばれて
います。
本尊は 弘法大師空海の直筆と伝わっている大聖不動明王 です。
この画像は、平安時代に道雲大徳(どううんだいとく)によって大明王院に祀られたものと伝わっています。(秘仏)
大明王院では、毎月28日のお不動さんの縁日には本堂で護摩祈祷が行われています。
その他には、極楽浄土の仏様である阿弥陀如来や顔左に向けた弘法大師像「北面大師」が
祀られています。
大明王院は江戸町奉行の菩提寺
名奉行として有名な大岡越前守供養塔を管理しています。
大岡越前は41歳の時に将軍徳川吉宗によって江戸南町奉行に任命されました。
人の裁判をする 仕事です。
時代劇で有名な大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)はなぜ名奉行と言われたのでしょうか?
大岡裁きで代表なものは、ある子供の母親を名乗る女性が二人現れて、どちらも自分の子であると申し出ていたので、 大岡越前が母親たちに、その子の腕を持ってお互いに引っ張り合い、勝った方を母親と認めるというものです。
どうなったかと言うと、当然腕を引っ張られた子供は痛い痛いと叫びます。
その時に、あまりにも可哀想なので片方の女性は腕を離してしまいました。
そのため、勝った 女性は子供を連れて帰ろうとしますが、大岡越前が本当の母親は手を離した女性こそが本当の母親と言いました。
本当の母親であれば子供が痛いと叫んでいれば手を離すのが当然 !
大岡越前は母親の愛情を確かめたということです。
さすがですね(^_^)
他にもたくさんの裁きをしましたが、 創作されたものもあるそうです。
それにしても、テレビドラマなどの大岡越前裁きはスカッとしますね。
大明王院の位牌堂には佐賀藩鍋島家の代々の位牌が納められています。
歴史を好きな人にとっては、魅力的な宿坊です。
大明王院口コミ
良いところ
予約より少し早めに着いたのですが嫌な顔されず個室でゆっくり。
精進料理も女性には少し多いぐらいですが大満足です。
帰りも玄関で丁寧な見送りをしていただきました。
止まっている人の半分ぐらいは外国人でしたが、お寺の方が英語で話しかけているのに驚きました。
ご飯も美味しくて良かったです。
静かな中にも、力強さを感じる建造物でした。
この口コミは個人の方のご意見・ご感想です。
その人の受け取り方にもよりますので参考までに(^^)/
御朱印頂いてきました
■次回の記事はこちらから
高野山教報より 12月の行事予定と交通情報 、ラッキーアイテムの(宝来)と手書き年賀状
■前回の記事はこちらから
高野山地図・大門→ 45番目の宿坊上池院(じょうちいん)の紹介と口コミ 「ぬれわらじの寺」
高野山のすべての宿坊(1番~52番)紹介と口コミ
■ 大明王院( 46 番目)の場所の地図はこちらの記事から(一番下に記載)
