伝統を感じる宿坊寺院
1時間以上の本格的な朝勤行が6時から行われます。
朝勤行では、声明と読経、護摩焚きが行われます。
この無量光院では、現実世界を離れて静寂に身をおくために、部屋にはテレビやラジオが置かれていません。
この記事では、高野山の宿坊無量光院(むりょうこういん)について紹介しています。
おはようございます。
私は仏教の大学で学び、今は仏教と書道を楽しく学んでいます。
スピリチュアルなことが好きな、聖佳と申します。
施設は純日本風になっています。
昔ながらのスタイルを望まれるのであれば無量光院ですね。
あなたが宿坊を利用される時、この記事が参考になれば幸いです。
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大門から数えて29番目の宿坊無量光院(むりょうこういん)
無量光院資料
建立は平安時代に白河法皇の第4王子覚法法親王(かくほうほっしんのう)
開基は覚法法親王
本尊は阿弥陀如来
体験は朝勤行(6時~)護摩祈祷、写経、 説法・法話
部屋は壁仕切り個室8室、 ふすま仕切り個室17室
設備は庭園、洋式トイレ
一般拝観できます(5時~20時)
チェックイン(15:00)チェックアウト(10:00)
お問い合わせTEL 0736-56-2104 FAX 0736-56-4555
無量光院とは
白河法皇の第四皇子覚法親王の創建の寺院です。
孫弟子清胤法印(せいいんほういん)(1521~1600)も才器の誉れ高く、越後の上杉謙信は剃髪し仏門へ入るなど、とくに越後武将の帰依があつかった。
無量光院の堯海盛存房(ぎょうかいせいぞんぼう)は織田信長公の護持僧として従軍。
信長没後には、遺髪が収められて五輪塔が建てられた。
無量光院は上杉家・浅野家・織田家・伊東家・筒井家や有栖川旧宮家と檀契深く、織田信長公などの各家墓所を管理しています。
毎朝6時には朝勤行が始められ、声明と読経、護摩炊きが行われます。
世界中から密教修行者を受け入れ、既に十数カ国に弟子を育成しています。
そのため無量光院は外国人のお坊さんが多くいます。
外国の人も安心して泊まることができますね。
無量光院、宿坊としての設備は
館内設備
大浴場(部屋付き無し)、和式・洋式トイレ、WiFi完備、公衆電話、自動販売機
部屋内設備
お茶セット、ハンガー、コタツ・暖房(冬期)
備品
ハンドタオル、歯磨きセット、シャンプー、石けん、浴衣、金庫
口コミ
良いところ
門構えは立派でまるで昔の武家屋敷
我々含めて6-7の見学者も、焼香をさせてもらった。
薄暗い中でロウソクを灯しての読経は、ミステリアス。
こたつもお茶菓子もポットもセットされていて、のんびりくつろげ、まるで自宅でゴロロしてるだけのような感じも体験できます。
お風呂は大浴場がありこちらも気持がよかったです。
トイレも便座の温かいウォシュレットです。
単なる宿泊施設化した宿坊が多い中、比較的伝統を保っている。
ここで外人僧侶にお会いしました。最初ビックリでした。
外国人の御友達を高野山に連れて行くならこちらを強力にお勧め!
案内や配膳は全て若い修行僧の方がやってくれて、その落ち着いている物腰や立ち居振る舞いに少し感動を覚えます。
悪いところ
料金的に致しかた無かろうが、部屋は広く無い。
クーラー無く窓開ければ蚊が来る為扇風機でしのぐしか無い。
隣の部屋とはふすまで仕切られ、音はダダ漏れ。
部屋の仕切りが襖とは思いませんでした。
泊り心地は余り良く無い。お手洗い、洗面所など不便。
この口コミは個人の方のご意見・ご感想です。
その人の受け取り方にもよりますので参考までに(^^)/
まとめ
昔ながらの、お寺を体験したい人向けです。
しかし、外人僧侶がみえるので戸惑うかもしれません。
何だか・・・わけわかんないです!
無量光院の僧侶は現実世界を離れて静寂に身をおいてもらうために、テレビやラジオは置きませんと言って見えますが、外国人僧侶がみえると心が騒ぎます。
純日本風のところに来たはずなのに・・・
でも、外国人観光客にとっては安心できる宿坊になりますね。
音が気になる方は、お部屋は壁仕切りを選ばれるといいかも。
声明と読経が本格的なので体験されるといいです。
御朱印頂いてきました。
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高野山のすべての宿坊(1番~52番)紹介と口コミ
■ 無量光院( 29 番目)の場所の地図はこちらの記事から(一番下に記載)
