高野山教報よりお知らせと精進料理について
11月の行事
11月3日~ 5日 催事 ろっぱらみつ
午前9時~ 金剛峯寺
内容 初めての御朱印講座、密教の音色他、様々な展示、 体験型イベント
とても、楽しそうな催しでしたね。
すみません(-_-;) この行事は終了してしまいました。
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高野山地図・大門→28番目の本覚院の紹介と口コミ 空海が自ら六地蔵を彫って祀った所
国宝(建造物)金剛峯寺不動堂 内部特別公開徒ご本尊御開帳
日時 平成29年11月21日(火曜日)~23日(木曜日)
時間 午前9時~午後3時
参加費 無料
※雨天決行。 荒天中止
※23日は10時、 14時半の2回、和歌山県文化センターの結城啓司氏による解説 があります。
国宝(建造物) 金剛峯寺不動堂は建久 8年(1197)、鳥羽上皇皇女の八条女院が発願し
行勝上人により建立されました。
現在のお堂は14世紀に再建され、国宝に指定されています。
今回は2年ぶりに金剛峯寺不動堂の内部を公開するとともに、安置されているご本尊
(不動明王像 平櫛田中作)をご開帳 されます。
めったにないこの機会を是非お見逃しなく!
また、高野山霊宝館では、金剛峯寺不動堂の9本尊である重要文化財「不動明王座像」 展
示されています。
霊宝館のほうも、尋ねてみてください。
※お問い合わせは、高野山霊宝館 TEL 0736-56-2029
精進料理について
とてもきれいなお店でしたが、お店の名前忘れてしまいました。

ツアーで行ったときに、いただきました。(中の橋の駐車場のところ)
精進料理は特に季節を重んじて、「五法(ごほう)・五色ごしき)・五味(ごみ)」の組
み合わせを考え 作ります。
五法とは、生、煮る、焼く、揚げる、蒸す、の調理法です。
五色とは、青、黄、赤、白、黒、の五彩で、仏教の大宇宙観をあらわし、仏教の旗を表します。
※仏教の旗とは
日本では独自の解釈から空=(青)・風=(黄色)・火=(赤)・水=(白)・地=
(黒)を表す5色が使われていましたが、1950年に青・黄色・赤・白・橙色+5色の混じっ
た色(輝き)の6色の仏旗が正式に「国際仏旗」として認められたため、現在では国際基準
の色に合わせて六色仏旗を採用する寺院が増えていますが、旧来の5色を使っている寺院
もあります。
五味とは、醤油、塩、甘味、酢、辛味(からし、生姜、山椒など)、ひとつのお膳の中に
この基準を生かし、眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)・そして
意(い)、即ち、この五感と意(こころ)で感じる味です。
目で味わう、耳で聞き味わう、身意(心と体で)感じ味わう料理法なのです。
精進料理は本来、自給自足がたてまえなので 、身近な材料で作ります。
あまり技巧を加えることなく、 それとて、湯葉・生麩・野菜などが主となりますので、
それぞれが持っている味を十二分に生かしてあげなければなりません。
魚や肉のようなタンパク質の旨味がないので、自ら手数をかけて作ることになります。
精進料理とは、調理するものが精進して精進してそこから出来上がった料理を仏様にお供
えして、その御供養としていただくものであり、調理するものの手間と意(こころ) を
食べていただくお料理です。
現代社会は飽食の時代と言われ 、年月が経過しています。
一週間に一度でも良いので、 一日精進料理日を作り、動物性タンパク質(牛乳も含む)
を切ると、1~2ヶ月 もすると、体が洗われたような 爽快な気持ち、気分になれます。
精進料理を食べることによって、体の中の余分なものがなくなり体が軽くなります 。
実際、高野山の宿坊に泊まって、精進料理を頂いた次の日、体が軽くなったと感じる人が
いらっしゃいます。
時々、精進料理に近い食事をして、体の負担を小さくしてあげてください。
いつまでも、健康な体でいましょうヽ(^o^)丿
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