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本格的な朝勤行が体験できる(一乗院)
一乗院でぜひ参加してもらいたいのが朝勤行です。
なぜかと言うと、通常の読経に加えて、歌のようにメロディーをつけてお経を唱える「声明」が行われるからです。
荘厳な本堂の中で、高野山の伝統的な仏の世界を目の当たりにできます。
この記事では、宿坊の(一乗院)の紹介をしています。
おはようございます。
私は仏教の大学で学び、今は仏教と書道を楽しく学んでいます。
スピリチュアルなことが好きな、聖佳と申します。
ここでは本格的な「明声」が聞けます。
思い出の1ページに加えてくださいヽ(^o^)丿
あなたが宿坊を利用される時、この記事が参考になれば幸いです。
■前回の記事はこちらから
大門から(19番目の宿坊・一乗院)
一乗院の資料
建立は弘仁年間
開基は 善化上人です。
本尊は弥勒菩薩(秘仏・愛染明王)
体験できることは朝勤行(6時~あります、阿字観、写経、予約が必要です)
部屋は壁仕切り個室23室(家トイレ付13室、バストイレ付2室)
設備は茶室、洋式トイレ、大浴場、無線 LAN
一般拝観できません。
(宿泊者のみ拝観できますが事前に確認してください)
お問い合わせの電話番号は TEL 0736-56-2214
宿坊は宿坊組合に紹介してもらうこともできます。
お問い合わせは TEL0736-56-2616
一乗院は、江戸時代に高野山の名室の一つと定められた宿坊!
一乗院は、弘仁年間(840年頃)善化上人が開いたお寺と伝わっています。
金剛峯寺の塔頭寺院として、1000年を超える歴史を持っています。
南北朝時代には、上杉謙信・勝海舟に仕えた名将・直江兼続の次男である清融房(せいゆうぼう)が14世の住職を務めました。
清融房が亡くなった時、母親が寄進した33身観音は、今も残されています。
霊元天皇により様々な宝物を頂いたそうです。
本格的な仏の世界、僧侶さんたちのお経の歌「声明」を聞ける!
「声明」とは仏教の儀式や法要で僧侶が唱える声楽です。
インドで生まれ6世紀の仏教伝来とともに日本にもたらされています。
一乗院では朝勤行の時、通常の読経に加えて、歌のようにメロディーをつけてお経を唱えるのが聞けます。
NHKの大河ドラマで「おんな城主・直虎」 でも柴咲コウさんが素敵な声でお経を歌われましたね。
一乗院さんでは、本物が聞けます。
5人ぐらいの僧侶たちが声明と読経を読みます。
一生の思い出に残る声明が聞けます。ドキドキ、ワクワクですね(^_^)
ぜひ、、体験してください!
一乗院の精進料理は、色々なコースがあるようです。
「特別御膳」「松重」「花山吹」「紅梅」四つのコースが用意されているそうです。
そして、一乗院での一番人気の客室は「沙羅の間」です。
庭園がよく見えるので、 庭に向かって座り、精進料理を楽しむ方が多いそうです。
予約するのなら、 「沙羅の間」がいいですね。
口コミ
良いところ
一乗院さんに決めたのは、部屋にお手洗いがあること、そして評判の良いお料理。
お部屋にはエアコンや加湿器、TV、冷蔵庫、金庫がありました。正解でした。
宿坊内はどこをとっても塵ひとつ落ちていないほど掃除が行き届いていました。
精進料理とは思えないほどの豪華さで、味も素材も最高でした。
口コミを参考に予約しました。
料金が高いなぁと思っていましたが、お食事を始め公共施設やサービス、全てにおいて満足できるものでしたので、この料金でも全然納得出来ました。
お食事は他の方も書かれている通り、ボリュームが凄いです。
来年も行こうと予定を立てているのでまたこちらで予約したいと思います。
(リピーター)
小中学生の子供連れの私たちも心地よい時間を過ごすことができました。
鯉が泳ぐお庭が真横にあります。ボーとしていても飽きません。
温泉ではありませんが、少々塩味があり、寝るときにポカポカと暖まりました。
翌朝、勤行がありますが、椅子が用意されており、座禅が苦手な外国人や年齢的につらい
お年寄りに配慮されているなと思いました。
本堂の天井の花の絵もすばらしかった。
高野山の町の中心にあり、どこへ行くにも便利な場所でした。
お風呂付のお部屋に泊まりましたが、シャンプーコンディショナーにクレンジングまであって嬉しかったです。朝勤行、阿字観も体験し、大満足。また高野山を訪れる機会がありましたら、またこちらにお世話になりたいと思います。(リピーター)
毎年お世話になってます。お寺ならでは心遣いが良いですね。(リピーター)
一階のお部屋のふすま絵や調度、お庭もすばらしく、本堂の美しい宝物も一見の価値ありです。
朝の勤行は荘厳な雰囲気で、お経を数名のお坊さんで読まれるのですが、その声がとてもきれいで聞き応えがありました。阿字観体験は、住職さん直々にご説明頂き、とてもわかりやすく安心して体験することが出来ました。
悪いところ
隣の声が時々ちょっと聞こえます。
大浴場は清潔で気持ち良かったのですが、洗い場と風呂の距離が近すぎて洗い流す水が浴槽に入らないかやや心配でした。
少し観光地化されすぎた宿という印象、ハイテクな宿で、宿坊というイメージを一変させた二階の足音がミシミシと夕方近くの写経で集中してる際に、気になりました。
夕食は特別料理のせいか、あまりにも量が多すぎました。
個人的には、精進料理の趣旨を考えると半分ぐらいの量が適当だと思います。
一つだけ残念だったのが、近くの部屋の会話や廊下の物音がよく聞こえてきてしまったことです。
天ぷらが冷めており、ご飯物が3品(白飯、紫蘇ご飯、すし飯)もあり多すぎでは?と思いました。
鍵の掛からない部屋や、襖1枚で廊下の向こうを人が歩く、と言うのは人によってはストレスかも知れないので、気になる方は別のプランがよいかもしれません。
この口コミは個人の方のご意見・ご感想です。
その人の受け取り方にもよりますので参考までに(^^)/
まとめ
一乗院さんの評価はとてもいいですね。
プランは、ご自分に合わせたものが利用できます。
食事もおいしく、配慮が行き届いている様子がわかります。
少し難点は、ほかの部屋の声が聞こえたり、歩く音が聞こえるということです。
全体的に見て、一乗院さんはお勧めできる宿坊ですね。
御朱印を頂いてきました
■次回の記事はこちらから
大門→ 20番目の宿坊 安養院(あんにょういん)の紹介と口コミ
■前回の記事はこちらから
高野山のすべての宿坊(1番~52番)紹介と口コミ
■ 一乗院(19 番目)宿坊の場所の地図はこちらの記事から(一番下に記載)
