
珍しいお地蔵さまです。横並びではなく、ぐるりと全体を見渡しています。
目次
高野山の楽しみ方を発見!お地蔵さまのいろいろ!
今回は、爪ほり地蔵尊・洞の中の地蔵さま・數取地蔵尊かずとりじぞうそん)について記事を書いてみました。
こんにちは(^_^)
私は仏教の大学で学び、今は仏教と書道を楽しく学んでいます。
スピリチュアルなことが好きな、聖佳と申します。
高野山の、伝説の面白い所をまた発見してしまいました。
あなたが、高野山を訪れる時の参考になれば幸いです。
■前回の記事はこちらから
神聖なる高野山のお地蔵さまに、誰もが驚く、してはいけない驚愕の事実を大発見!!
かなり古い珍しいお地蔵さまです。(爪彫り地蔵尊)
空海さまが自らの爪で掘ったという逸話あり、そこから爪彫り地蔵尊となずけられたそうです。
一の橋から奥の院へいく道があります。
橋を渡るとすぐ二手に分かれていますが、右側のほうに行きます。
歩き進むと、再び左側の参道に合流する道があります。
少しわかりにくいですが、空海さまの立像がそばにありますので、それを目印に行けばたどりつけると思います。
空海さま立像の向かって右下です。
左右に燈籠があります。
その燈籠によだれかけが掛けられていますので、真ん中の石が。爪ほり地蔵さまです。
しっかり見ないとお地蔵さまのお姿が見えませんが・・・よく見てくださいね。
お地蔵さまが浮かびあがってきます。
爪でひっかきながら、石を掘ったのですから凄いですね。
なぜ、石にだったのでしょうか?
どれほどの期間がかかったのでしょうか?
爪は、はがれなかったのでしょうか?
なぜ、石に地蔵さまを彫ったのか、私が勝手に考えてみました。
空海さまが石にお地蔵さまが現れているのに気が付いて、一心不乱に彫り進めて完成させたのではないか?
それとも嫌なことがあり、それを忘れるために無我夢中に彫ったのか・・・
もしかして最澄と弟子の取り合いで願掛けをしたのか・・・理由はわからないですね(^-^;
いろいろ考えると、空海さんに親近感を感じたりして楽しくなります。
あなたも、空想の世界を膨らませてください。
やはり空海さまは凄い人だったのですね。
空海さんが自分の偉大さを、後世に伝えるためにとった作戦なのでしょうか。
どのように考えても、空海さんはい偉大な人ですね。
木の洞(うろ)の中に可愛いお地蔵さまが!
苔むした木の洞の中に数体のお地蔵さまが仲良く暮らしています。
写真を見て気が付いたのですが、高野槙が垂れ下がってお地蔵さまが鬱陶しそうです。
写真を撮ることに夢中になって気が付きませんでした。
お地蔵さま、すみませんでした。
その左側に木と同化したお地蔵さまが一人ぽっちでいます。
少しかわいそうな気もしますが、一人を満喫されているようです。
數取地蔵尊(かずとりじぞうそん)は絶対にお詣りをしないと損!
昔の數(かず)という字で書かれています。
奥之院に向かって歩いていくと、「一の橋」があります。
一の橋を渡ると左側にある鞘堂(さやどう)の中に安置されているのが數取地蔵さまです。
お昼寝して見えるように見えますが・・・数のカウントはきちんとしていると思います。
このお地蔵さまは、しばらく地中ので自分の出番を待っていたようです。
高野山も、荒廃していた時期がありましたので、その時は数などカウントする必要もなかったのでしょうね。
しかし、ある人が「夢を見て、掘り起こすように神仏様から頼まれたそうです」。
高野山の人気が出て、忙しくなるのがわかっていたのでしょうか?
理由は解らないですが、數取地蔵尊が地中から掘り起こされたということです。
とても恐ろしいことに、この地蔵さまは、あの地獄の閻魔大王とつながっているのです。
きゃ~!初耳です。
そして、奥之院に訪れた人の顔を、お地蔵さまは覚えているそうですよ。
その一人一人が高野山に何回訪れているか「カウント」しているのです。
多いほど功徳を積んだことになり、悪いことをした人は罪を軽くして、極楽浄土へ導いてくださる「お地蔵さま」と言われています。
もし、地獄に落ちたら数取地蔵さまが閻魔大王に口添えをしてくださるそうです。
地獄から救い出されて、天国に行けるかも?
過去に悪いことをしてしまった人にはチョット、うれしいですね・・・。
まとめ
現在は高野山人気で、數取地蔵さまも大忙しです。
これからは必ず數取地蔵さまの前で手を合わせて、カウントしていただきましょう(^^)/
高野山は、世界遺産や伝承もたくさんあり、何回訪れてもまた行きたくなる場所です。
あなたも、機会があれば高野山を訪れてください。
きっと、いろいろな発見ができます。
ヽ(^o^)丿
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神聖なる高野山のお地蔵さまに、誰もが驚く、してはいけない驚愕の事実を大発見!!
